院長紹介
ご挨拶
天神北に開業してこの5月で5年が経過しました。
それに先立ち4月1日をもってクリニックを法人化しました。昭和52年九州大学病院をスタートとして、大分医科大学病院、大分県大野郡緒方町立病院(現豊後大野市民病院)そして国家公務員共済組合連合会浜の町病院での勤務を経て現在に至っています。これらの病院での臨床経験が今の診療に非常に役立っています。浜の町病院では糖尿病専門の内分泌代謝科の部長として22年間在籍しましたが、その経験以上に大分県緒方町での3年の間の地域に根ざした診療が今のクリニックでの多くのご要望に幅広く対応可能とさせていると感じています。今後とも皆様方のご要望に継続的に答えられるためにも、また今の医療レベルをさらに発展させていくために法人化が必要と思い新しい組織とすることとしました。
医療法人よこがわ内科クリニックは診療の主体は糖尿病専門であることには変わりありません。実際の診療のみでなく、糖尿病友の会『天神クローバー会』を主体とした活動も積極的に続けたいと考えています。毎週行っていた糖尿病教室も『糖尿病教室サロン』と銘打って患者さんのご意見、ご質問を取り入れた時間も設けるようにしました。料理教室も管理栄養士で中村学園大学の大部正代先生の指導で3ヶ月に1回継続的に行いたいと考えています。クリニックスタッフも今年には看護師4名全員が福岡糖尿病療養指導士(LCDE)になります。診療時の療養指導だけでなく、糖尿病教室、料理教室などにも皆様方に寄り添った専門的立場でお手伝いをしています。
糖尿病の進歩は著しいものがあります。平成21年DPP-4阻害薬、平成26年にはSGLT2阻害薬と経口糖尿病薬が出現してきて血糖コントロールが容易になっています。しかし、平成28年5月日本糖尿病学会学術集会では高齢者には血糖を下げ過ぎてはいけないとの立場から新しい血糖コントロール基準が示されました。今後は高齢者の方々には各々の病状にあった治療の方向をきめ細かくお示しながら医療を進める事が一層大事と考えています。皆様のご要望にも答えるようにクリニックを前進させて行きたいと考えています。皆様方のご支援もよろしくお願いします。
経歴
山口県厚狭郡山陽町(現在山陽小野田市)出身
- 昭和52年04月
- 九州大学医学部卒業
- 昭和52年06月
- 九州大学医学部第一内科入局
- 昭和54年04月
- 九州大学医学部第一内科研究生
- 学位論文
- 『膵島細胞の長期保存のための凍結条件、培養条件の検討』
- 昭和55年4月
- 国立遺伝学研究所(静岡県三島市)細胞遺伝部
部長吉田俊秀先生のもとで『染色体のG-banding法』の
技術習得および研究(2ヶ月間) - 昭和55年11月
- 米国、カリフォルニア州オークランド小児病院付属研究室
L.ヘイフリック教授のもとで『細胞老化研究のための脱核法』の
技術習得(1ヶ月間) - 昭和56年08月
- 大分医科大学医学部第一内科助手
- 昭和59年10月
- 米国、メリーランド州ジョンズ・ホプキンス大学留学
生物物理学教室研究員(Postdoctoral Fellow)
P.E.チョー教授のもとで『発癌プロモーターの線維芽細胞への細胞分化効果』の研究 - 昭和59年12月
- 九州大学医学部医学博士号取得
- 昭和62年04月
- 大分県緒方町国保総合病院内科部長
- 平成02年04月
- 国家公務員共済組合連合会
浜の町病院内分泌代謝科 医長 - 平成16年04月
- 浜の町病院内分泌代謝科 部長
- 平成24年03月
- 同上 定年退職
- 平成24年05月
- よこがわ内科クリニック開院
- 平成29年4月
- 医療法人よこがわ内科クリニックとなる
- 資格・学会関連
- ・医学博士
・日本糖尿病学会専門医、指導医
・日本内科学会認定医
・日本医師会認定産業医
・日本人間ドック学会認定医
・日本病態栄養学会評議員
・中村学園大学非常勤講師
以上の様に経歴は若い頃には現在話題になっている膵島移植の基礎研究、その間に細胞の老化に関連しての老化研究、更に細胞分化(細胞がある機能を持つようなること)の研究などを行ってきました。この20数年間は糖尿病を中心に総合的内科医療を行ってきました。